2025/01/29 18:07
今回はbotanical plasterの新しい可能性についてお伝え出来ればと思います。
botanical plasterは、お花の草むら「花叢-ハナムラ-」をデザインコンセプトにしていますので基本的にステム(茎)が残っているクラッチブーケがこれまでは前提条件になっておりました。サービス開始当初に数例だけクラッチブーケ以外のオーダーをお受けしたケースがありましたが、ステムが短いと上手くバランスが取れなかったり当時の技術レベルが今ほどではなかった事もありクラッチブーケ以外は基本的にお断りさせて頂いておりました。
今回お受けした理由は2点あります。1点目はサービス開始当初から技術レベルが上がってきているので、今なら納得できるピースが制作できるという意識があったということ。2点目は事前に花嫁様がブーケの写真を送ってくださり(後述)、とても印象的で「これは受けるべき」と感じた為です。

今回オーダーを頂いた花嫁様は「weddingに自由を」をコンセプトにしたウェディングサーカスにてフォトと衣装を担当されており、自社で結婚式を挙げられました。ウェディングサーカスさんはテンプレートという概念が無く、一組一組のお客様に対して担当プランナーが1から二人に合った企画書をつくりオーダーメイドの結婚式をつくられています。今回の花嫁様のテーマは「monotone モノトーン」との事でした。monotone のtone(トーン)部分を分解し「two + one」という意味を見出し、家族やゲスト、その他の式を構成する要素が新郎新婦と一つに成っていく空間をデザインに落とし込んでいったそうです。その中でブーケも勿論そのデザインコンセプトを踏襲しており”レイヤードブーケ”と名付け、2つのブーケを重ね合わせて一つのブーケとしても使用できる3wayのカタチを採用されたそうです。


これまで、多くのアフターブーケを担当させて頂いた中でもこのようなコンセプトで制作されたブーケを加工させて頂いた事はなく、花嫁様からお話を伺いとても面白く、且つ合理的でもある表現で感銘を受けオーダーを受けさせて頂きました。手持ちの型では丁度良いバランスの物がなく今回22×48cmという新しいサイズの型を起こし制作をしました。ブーケには生花以外にボールチェーンも使われており、ボールチェーンも用いてデザインさせて頂きました。生花の持つ柔らかさとボールチェーンの無機質な質感のコントラストが良い雰囲気に仕上がったと思います。図らずも、縦と横のどちらでも成立するデザインになりました。


今回お話を伺った中で特に印象的だったのが、和装を着るにあたってヴァージンロードを石畳にしたとのことというエピソードでした!
